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ウゴのブックレビュー

私ウゴが、読んだ本と、たまに映画と音楽の紹介をします。

そして五人がいなくなる レビュー

内容

夢水清志郎は名探偵。表札にも名刺にも、ちゃんとそう書いてある。だけど、ものわすれの名人で、自分がごはんを食べたかどうかさえわすれちゃう。おまけに、ものぐさでマイペース。こんな名(迷)探偵が、つぎつぎに子どもを消してしまう怪人『伯爵』事件に挑戦すれば、たちまち謎は解決…するわけはない。笑いがいっぱいの謎解きミステリー。小学上級から。 青い鳥文庫、背表紙から引用

 

 映像化作品…双子探偵という名前で1999年7月3日から10月2日の間にドラマが放送されていたらしいです。しかし2020年現在、DVD化も配信もされていません。

 

 

 

ブックレビュー第一弾は、はやみねかおる先生著の『そして五人はいなくなる』です。私ウゴは小学校二年生の時にこのシリーズ、厳密に言えばこの本の続編にあたる『亡霊は夜歩く』を読んで、はやみねかおるワールドの虜になりました。

上記に書いた内容からもお察しの通り、このシリーズのジャンルはミステリーとなっております。とはいえ元々が児童書から出版された本の為、ミステリー作品にありがちな、凄惨でドギツイ描写はありません。お子様でも安心してお読みいただけます。使用されているトリック自体もそれ程凝ったものでもありませんが、事件解決のヒントが実際に物語の中に紛れ込んでみる為、自分で推理しながら読んでみるのも中々楽しいと思います。

本格的な推理小説を読みたいと思っている方には少々不満かもしれませんが、個性豊かなキャラクター達が織りなすドタバタ劇が快活で、読んでいて非常に楽しいです。自称名探偵の夢水清志郎狂言回しの三つ子姉妹、悪役の伯爵…皆いいキャラしてます。

言うなれば推理小説に、少年少女向け作品でありがちな「一夏の思い出」という要素を入れて、そこからさらに漫画的なキャラクターを投入して混ぜ合わせた実に日本的な作品といったところでしょうか。娯楽小説に徹してくれているので、読者を飽きさせる事無く『赤い夢の世界』の魅力を堪能させてくれます。たまーにチラッとだけ出てくる大人の世界特有の毒が、いいスパイスになってくれてます。

たまには童心に帰って、自称名探偵と三姉妹と一緒に、夏休みの遊園地で遊んでみたらどうでしょうか?

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